反対論者というのは、まともな議論から逃げる一方で、
自分たちは、完璧な反論をしているとばかりに、うぬぼれることもあります。
かの有名な(?)本、『夫婦別姓大論破!』は、その最たるで、
タイトルがそのものずばりを、表わしていると言えます。
最後にびっくりマーク「!」までついていて、
彼らがいかに、自信たっぷりになっているかがうかがえます。
ところが、その中身というのは、わたしもこのサイトで
いくつかご紹介していますが、現実を無視した教条的決めつけだったり、
基礎的な認識や一般常識を無視したり、すりかえがあったり、
歴史のわい曲があったり、陰謀論があったり、ほかにもさまざまな、
疑似科学的な理論や手法を、使っていたりします。
もう、どこが「大論破」なんだよ?としか言いようのない、
「とんでも理論」のアマルガムだから、はずかしくなってきます。
反対論者たちは、口を開けば「別姓推進派は非常識だ」と言いますが、
自分たち反対派こそ、非常識きわまりないということを、
よく知る必要があると、わたしは思います。
もっとも、とんでもな主張をする人たちにかぎって、
「自分の理論は完璧だ」と豪語したり、あるいは、
「科学的だ」「実証的だ」と言って、権威に頼りがちだと思います。
反対論者たちも、内心では、おかしなことを言っているという
意識がどこかにあるので、虚勢を張っているのかもしれないです。
反対論者たちの、非常識さと自意識過剰さは、
タイトルや中身だけでなく、本の装飾にも表われるみたいです。
ご覧のように、白地に朱色のとっても大きな文字で、
「夫婦別姓大論破!」と、表紙のカバーに書いてあるのです。
それゆえ、目立ちまくってしょうがないです。
このような装飾のおかげで、わたしは、この本を、
図書館で借りて読むのが、ものすごくはずかしいですよ。
大きな文字の目立つタイトルが、遠くから見えないように隠したり、
ほかの本をいっしょに借りて、信奉しているのではなく、
あくまで参考資料として読むのだと、思ってもらえるよう、
カモフラージュしたりしています。
それでも、女の子が読むなら、調べもののためと
思ってもらえそうで、まだどうにかなるのかもしれないです。
男の子だと、いかにもあやしい思想に、はまっているように見られて、
結構抵抗がありそうに、わたしは思うのですが、いかがでしょう?
「オトコの人が、『オレンジページ』を読むのは、
エッチな雑誌を読むよりはずかしい」という俗説があるそうです。
そこの貴男は、『オレンジページ』、「エッチな雑誌」、
『夫婦別姓大論破!』のうち、どれがいちばんはずかしいですか?(笑)
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