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反対派の精神構造と思考構造
改姓した男性の屈折

結婚改姓して妻の苗字になった男性が、
選択別姓に反対していることが、ときどきあります。
反対の理由は、理論的に凝ったものもありますが、
「けじめがない」とか、「社会に対して責任を果たしてない」とか、
偏見にもとづくものも見られることがあります。

やけにつっかかったもの言いを、されたりもするのですが、
こうした男性は、自分が改姓したことに、屈折があるのかもしれないです。
「自分は改姓したけれど、同姓になることで、
けじめをつけられるのだから」と強調することで、
改姓した自分を肯定するのだろうと考えられます。

あるいは、結婚改姓しない女性がいると、
「男の自分でさえ改姓したのに、女が改姓しないとは、
なまいきだ」のように感じるのかもしれないです。


世の中、改姓するのは女性と、ほとんど決まっているので、
男性の改姓は、とりわけ屈辱と感じるかたもいるでしょう。
その意味では、こうした男性も、社会通念の被害者だと思います。

だからと言って、他人さまの夫婦別姓に反対したり、
ましてや、結婚改姓しない女性を、攻撃したりするのは、
自分のうらみを晴らすために、自分より弱いものに、
当たることですから、とても感心できないことでしょう。

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