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反対派の精神構造と思考構造
はじめてのべっせいはんたいは

「夫婦別姓の導入で家族崩壊する」という
反対論者の定番の主張に対する、素朴にして率直な意見があります。
つぎにご紹介したいと思います。

http://twitter.com/hebicyan/status/22138390845587456
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家族別姓で家庭が崩壊するとかそのままの意味で言ってる人が
ごっそりいるとは夢にも思わなかった。
事務手続きの都合かなんかで独特の例えなんだろうとぼんやり思ってた。
世界を神様が7日で創ったと文字通りの意味で
信じてる人に会ったときと同じ衝撃。
宗教で他人の家庭に口出したいのか。怖いわ。
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その非常識ぶりに「怖いわ」とまで言っています。
いままで夫婦別姓の議論に関心のなかった人が、
選択別姓の反対論者にはじめて会ったときの感想も、
おそらくこれに近いのではないかと、わたしは思っています。

「夫婦別姓で家族崩壊」なんて、一般の人たちには、
まったく理解不能で非常識な意見でしょう。
ふだん反対論者の主張を聞き慣れないかたから見れば、
反対論者というのは、それこそカルトの信者のように
異常に見えるだろうと思うからです。


反対論者たちはといえば、夫婦別姓にしたがる人たちのほうを
非常識な少数派と決め込んでいます。
そして自分たちは、常識をまっとうしていると、
信じて疑わない人たちです。
他のかたから面と向かって、「反対派こそ非常識だ」と
批判されることも、おそらくほとんどないでしょう。

それで、自分たちの考えの異常さを反省することなく、
他人から見たら、自分たちがどう聞こえるかを
気にすることもなく、見識を疑うような主張を
平然と続けられるのだろうと思います。


2010年7月の参議院選挙では、国民新党は、
議席をひとつも取れなかったのでした。
直前まで1議席は取れそうという、予想だったにもかかわらずです。

国民新党は連立政権に参加していながら、
民法改正は反対していて公約でもかかげていました。
参院選の選挙戦も、選択別姓こそ重要な争点だと言わんばかりに、
夫婦別姓大反対!の論陣を張っていました。

もしかすると、このとき「夫婦別姓で家族崩壊」と
強調したことが、一般有権者にとって、
とても奇怪に見えて、浮動票が多少逃げたのではないか?
それで国民新党は議席獲得に届かなかったのではないか?と、
わたしはしばし思ったりしています。

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