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マニアによる国家解体運動?

民法改正法案、選択別姓法案の導入や、その議論のことを、
「国家解体運動の一環だ。一部マニアだけで議論してほしい」
などと言ってのけた、すさまじい反対派がいます。
この反対派は、大前繁雄氏、自民党の議員です。
2003年の11月の衆議院選で、「北朝鮮の拉致問題に
積極的に取り組んた」と強調して、兵庫7区から出馬、
社民党党首の土井たか子氏を破って、初当選したのでした。

それにしても、「国会解体」だというのですから強烈です。
選択別姓の導入で、離婚が増えるとか、家族破壊だとか、
フェミニズムの陰謀だとか言う反対論者は、たくさんいましたが、
とうとうここまできたか、という感じです。

「マニアだけで議論しろ」とも言っているのですが、
「マニア」というのは、だれのことなのでしょう?
わたしなんて、頑迷きわまりなく、ヒステリックな反対をする、
大前氏のような人のことかと思ってしまいます。
あるいは、ご自分はマニアでないというのでしたら、
さっさと議論の場から、下がってくださって結構ですよ。

自民党の法務部会にお集りの、議員諸氏はどうなのでしょう?
やはり、マニアでないというのなら、いっそのこと、
法務部会での、民法改正法案の事前審査なんて、いっさいやめて、
さっさと国会での審議にかけたらいいと思います。


『Voice』2004年3月号に、「国家解体阻止宣言」
という見出しの記事が、掲載されました。
執筆陣は「九段下会議」の人たちで、あの八木秀次や、
西尾幹二、中西輝政など、すさまじいメンバー
(もとい「そうそうたるメンバー」か)が並んでいます。

この特集で、「緊急政策提言」が挙がっていますが、
社会政策の中に、選択別姓や、男女共同参画への反対もあったりします。
「選択別姓が国家解体運動だ」という発想は、
この『Voice』の記事から、来たものと思われます。
大前繁雄議員も、きっとこの影響を受けたのでしょう。

つぎのページによると、靖国神社の近くで、
お花見をしているかた相手に配られたビラにも、
「国会解体阻止宣言」の記事が、コピーされていたそうですよ。
http://fb-hint.hp.infoseek.co.jp/comment04.htm


 


社会政策
  • 1 一連の「家族つぶし政策」を見直せ
    • A 夫婦別姓の阻止
    • B 少子化対策の見直し
    • C 税制、年金における改悪の再検討
  • 2 ジェンダーフリー政策の駆逐を
    • A 男女共同参画基本法の廃止
    • B 過激な性教育の一掃
    • C 男女共同参画予算の大幅削減
  • 3 ヒステリカルな政教分離要求に惑わされぬ伝統、慣習の擁護政策を

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