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反対派の精神構造と思考構造
反対派にメリットはあるか?
「最小不幸社会」のために

反対派の中には、選択別姓が認められると、
「自分になにかメリットはあるか?」と訊いて来る人がいます。
もちろんこういう人は、法律が改正されても、
自身が夫婦別姓を選ぶことは、すこしもないですよ。
直接の受益など、どう考えてもないであろう、無関係な人です。

このもの言いは、自分に得するものがなければ、
他人の権利なんて認めてやらない、ということになります。
その人の感性を疑ったほうがいいかもしれないですね。
本来権利というのは、交換条件などつけずに、
認めてしかるべきものだからです。


それでも、「夫婦別姓が認められるような寛容な社会は、
めぐりめぐってだれにでも住みやすい」とか、
「差別のない社会は世界に誇れる」とか、
抽象的なことなら言えなくもないと思います。
でも直接的なメリットは、たぶん思いつかないでしょう。

よく考えてみれば、直接の当事者でもない人に、
メリットがないのは当然のことだと言えます。
民法改正というのは、不幸な人を減らすためであって、
幸福な人を増やそうというのではないのですから。
菅直人氏の持論である、「最小不幸社会」の実現です。

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