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日本人の良識をかける?

西村真悟議員逮捕

西村真悟氏、国会議員です。
自由党から、民主党を経て、無所属と党籍を移っています。

核武装推進に反対した、社民党の辻元清美議員相手に、
「お前が強姦されとってもオレは絶対に救ったらんぞ」と、
言った人物だと言えば、「ああ、あいつか!」と、
ぴんと来るかたも、たくさんいらっしゃるでしょう。
「罰せられないのなら俺らみんな強姦者になる」とも言って、
これには女性だけでなく、男性でも侮辱を感じて、
お怒りになったかたも、いらっしゃると思います。


かかるすさまじい女性観というか、レイプ観をお持ちなだけに、
民法改正、選択別姓には、しっかり反対しています。
「この法案を阻止するために、日本人の良識をかけて
闘わせていただきます」などと、演説をしたこともあるくらいです。

これは、TBSの『News23』の特集、「夫婦別姓法案の行方」
(05年6月13日放送)で紹介されていましたが、発言自体は、
日本女性の会が主催した集会(02年4月17日)のときのようです。
http://fb-hint.tea-nifty.com/blog/2005/06/tbs_41b0.html

それにしても、「罰がなければ強姦する」などと言って、
はばからない人の「良識」とは、いったいどんなものなのでしょうか?
考えただけで気持ち悪いし、こわくなってきます。


03年07月28日、自由党が民主党と合併したことにともない、
それまで自由党にいた西村真悟議員も、民主党に入ることになります。
02年12月に、強力な反対派である、山谷えり子議員たちが、
民主党から離党して、落ち着いたところだったのですが、
ここでふたたび、強力な反対派がやってきたことになります。

民法改正に、賛成の党議拘束があるとはいえ、
山谷えり子氏と同じように、それを守らないで、
議論を蒸し返すとか、法案提出を妨害するとか、
面倒なことにならなければと、わたしは、しばし心配になりました。

このあと、選択別姓や民法改正の議論が、民主党内で、
まともになされることは、幸か不幸かずっとなかったのですが、
05年11月28日、西村真悟議員は、弁護士法違反で逮捕されます。
あまりにとつぜんだったので、わたしもびっくりしましたよ。

民主党は、西村議員を除籍処分にしたので、
思いがけず、反対派がひとりいなくなったことになります。
かくして、西村議員が、「日本人の良識」を発揮して、
やっかいなことになる前に、懸案事項がなくなってしまったのでした。

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