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反対派の精神構造と思考構造
家族の絆はたいしたことない?

夫婦別姓が嫌で、自分の苗字に改姓してほしい男性と、
自分は改姓したくない女性が、結婚を考えているとします。
このとき男性は、夫婦同姓になるべき理由として、
「家族の絆」とか「家族の一体感」を持ち出すことがあります。
ここで「家族の絆」が、いかに大事かを強調することでしょう。

ここでわたしは、そんなに「家族の絆」が大事なら、
その男性は自分から改姓すればいいのに、と思うわけです。
相手の女性が改姓したくないなら、
自分から率先して改姓してでも、夫婦同姓になって
「家族の絆」を守ってしかるべきでしょう。
このとき、「家族の絆」に比べたら、苗字を変えるなんて
たいしたことない、などと言っているなら、なおさらです。

ところが、「家族の絆」を守りたいので、
自分が改姓するという男性のお話は、なぜか聞かないのです。
あれほど大事だと言っていたのに、
なぜに自分から守りたいと思わないのでしょうか。
「家族の絆」なんて、自分から改姓してでも守るほどではない、
じつは「その程度」のしろものだったのでしょうか?


自分は改姓せず、相手の女性に改姓させて
夫婦同姓になりたいという、虫のよいことを考えている、というのは、
これをご覧のあなたでしたら、すぐにわかるでしょう。
「家族の絆」なんて、本当は女性に改姓を強いる
方便として持ち出しているだけなのではないか、
そんな気さえしてきますね。

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