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反対理由はトラウマ!?

トラウマ?

宮崎哲弥氏、民法改正運動のはじめのころに、
選択別姓に興味のあったかたでしたら、だれでもご存知でしょう。
八木秀次氏と共著で、あの悪名高い『夫婦別姓大論破!』を書いた、
とても強力な選択別姓の反対論者です。

共編者の八木秀次氏は、共産主義陰謀論を唱える反対論者で、
のちにバックラッシュ運動の、第一人者のようになっていきます。
これに対し、宮崎哲弥氏は、選択別姓の反対だけきわだっていて、
それ以外では、バックラッシュ的言論はほとんどないようです。
わたしは、「頑迷な別姓反対派」のイメージがほとんどで、
印象がひどく悪いのですが、民法改正以外で宮崎氏を知っているかたは、
選択別姓に、彼が反対しているのが、奇異的に映るかもしれないです。


その宮崎氏ですが、選択別姓にかように反対するのは、
親が離婚したことのトラウマではないか、という印象を、
お持ちのかたがいらっしゃります。
(「正義の味方」ではなくて、『正義の見方』ですね。)
「今月買わなかった本 『正義の味方』(宮崎哲弥/新泉社)」

ごく短いですので、当該箇所をぜんぶ引用してしまいます。
テレビ番組で著者を見かけたのは三年前。  夫婦別姓の是非を討論する中で、 彼は、両親の離婚という自らの経験を交え、別姓反対を力説していた。 後日、彼の著書『夫婦別姓大論破』を書店で発見。 それにしても、世の中どうしてこう次々と 御用評論家なるものが再生産され続けるのだろう。 需要と供給はどこの世界でも一致するってことかぁ。 とはいえ、両親の離婚という彼の個人的なトラウマ (だと私は思うけれど)に振り回されるのだけは、御免被りたい。
わたしは、宮崎哲弥氏が、テレビでしゃべっているのを、 見たことがないので、はっきりしたことはわからないです。 しかし、これをお書きになったかたは、見たままの印象を、 飾らずに率直に書いている感じがします。 「トラウマ」というのは、じつはあたっているのでは、という気もします。 「ケロケロはうす」というサイトで、「エイシア」という、 ボランティア活動をなさっているかたで、その機関誌に載せた文章のようです。

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