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わたしの政治の思い出
たんぽぽ、ウェブの論客になる

たんぽぽの原点

政治的な主張をしていれば、反対意見を持つ人から、
強い批判を受けることがあります。
そうした事態に対処するために、ウェブを使った文字の議論を、
ある程度以上こなせる必要が出て来ます。

政治というか、議論の世界はシビアです。
「恋愛相談を読みふけりすぎた、あたまのたりないお嬢さん」
だからって、手加減はしてくれないでしょう。
たんぽぽが、いかにしてウェブで論客として、
やっていけるようになったか、きっかけのお話をします。


場所は、例のインターネットの選択別姓の
市民団体の関係者たちが集まっている掲示板です。
夫婦別姓に疑問があるという人が、入りこんでいたのですが、
「子どもに母性を伝える必要があるから、
保育所にあずけたりせず、母親が手元で育てなければならない」
なんて言っていたので、わたしがそれに反論したのでした。

「たんぽぽ排除される」
 
結果は...わたしは、完膚なきまでに打ちのめされました。
といっても、わたしの主張が間違っていたのではないです。
相手が卑怯な手を使って、ねじ伏せてきたからです。
不覚にも、卑怯な手段を使われることに、
まったく無防備だったわたしは、
あっさりと叩き潰されてしまったのでした。

ものわかりのよさそうな反対派をかばって、
「多様なカチカンの尊重」をしていると思われたい、
市民団体の人たちは、反対派を的確に批判するのは、
「不寛容」に見えると思っていたのでしょう。
わたしが執拗に食い下がるので、都合が悪い批判者をだまらせるのに、
手段を選んではいられなくなったのだと思います。


的確な根拠とロジックを持って、誠実な態度で臨めば、
かならず受け入れられる(その掲示板にいるのは、
すくなくとも、そういう人たちばかりである)と、
わたしは無邪気にも信じていたのですよ。

なので、彼女たちの仕打ちには、とても深く傷付きましたよ。
とくに、掲示板の管理者や、ほかの参加者たちまで、
卑劣行為に加担や賛同をして、わたしに理解をしめすかたが
いなかったので、いっそうショックでした。

完敗を喫したわたしは、泣きじゃくりましたよ。
二度とこんなところへ来るまいと、わたしは思いました。
でも、すぐに考え直して、なみだを拭いて、
市民団体の人たちに、立ち向かうことに決めました。

「都合の悪い人を排除したければ、
卑怯な手で打ち負かして、傷つけてしまえばいい」などと、
掲示板に常駐する「別姓を望む人たち」に、
自信を持たせてはならないと考えたからです。


そうは言っても、まわりはほとんど論敵ばかりで、
味方らしい味方はなく、わたしは孤独無縁です。
しかもその論敵は、もともとは、民法改正の実現という、
目的をおなじくする人たちです。

そしてことあるごとに、彼女たちから集中放火を浴びて、
わたしは何度も、撤退を余儀無くされました。
それでも、わたしは、彼女たちが許せなかったのか、
「あなたたちがまちがっている!」と、
どうしても訴えなくてはと思ったのか、
掲示板にしがみついて、議論を続けたのでした。

(不利とわかっていても、あえて吠え続ける...
「政治的狂気」というものでしょうか?)


掲示板からアクセス禁止になるまで、
こんなことを、2年ほど続けていました。
そのあいだに、わたしのディベートの技術が
すこしずつ上がっていくのが、自分でもわかりました。
わたしが論客となるための、試練場だったのかもしれないです。

あのとき泣いたまま、掲示板から退場していたら、
いまのたんぽぽはいなかったと思います。
(「水からの伝言」騒動なんて、もっとずっと早く、
闘いを続けることができなくなって、挫折していたでしょう。
その前に議論自体しなかったと思うけれど。)
あの決心があったから、現在のわたしがいるわけです。

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