インターネットがお好きなかたの中には、
本なんか読まないで、ウェブでいろいろとサイトを探して、
お勉強をしようとお考えのかたも、いるかもしれないです。
しかし、わたしに言わせれば、これはむずかしいと思います。
ウェブのコンテンツは、どうしても情報量がすくないし、
また、個人が趣味でやっているので、時間と興味の制約で、
かならずしもバランスが整っていないことが多いです。
それになにより、ウェブは怪しげな情報の比率が高いです。
電子掲示板やブログのコメント欄にいたっては、
なおさら情報量も少なく、バランスも正確さも悪くなってきます。
インタラクティブな場所で、まともにお勉強しようなんて、
ゆめゆめ考えないほうがいいと思いますよ。
体系的かつ正確な知識を得たいなら、本を読むのがいいでしょう。
ウェブであちこち検索して、知識が増えたつもりでも、
あらためて本を探して、基礎からお勉強することをお勧めします。
なんて言うと、お説教くさいと、いやな顔をされるのかな?
(だって、率直にそう思うんですもの、しかたないでしょう?)
わたしに言わせれば、ウェブを使った勉強法とは、
ちゃんとした本のありかを探す、「入り口」を見つけるときとか、
一通り知識のあるかたが、さらに立ち入ったことを調べるとか、
わきを固めるとか、補助的なものだと思います。
これらの使いかたは、わたしもよくやりますし、
実際かなり役に立つし、ありがたみを感じることも多いです。
インタラクティブな場所は、もっとよくわかっているかた用でしょう。
そうしたかたが、自分の疑問点に特化してお尋ねできるから、
お答えが得られると、本を読む以上に役に立つことになります。
そうでなければ、ウェブは、断片的、単発的な知識を
得るところと思ったほうがいいでしょう。
インタラクティブな場所は、おともだちと雑談して、
社交や親善に使うのが、有意義だと思いますよ。
(あと、おかしなことを書いている人がいたら、
議論を吹っかけるという、やくざな使いかたもありますね。(笑))
|