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自己成就予言の思い出

なにで読みかじったのか、ぜんぜん思い出せないのですが、
子どものころ、こんなお話を聞いたことがあります。
(ウェブで検索してもぜんぜん見当たらない。
オリジナルは、たぶん詩だったと思う。
しろうとの創作かもしれないです。)

以下はわたしの記憶によるものです。
原作がわからないので、あらずじがこんなだったというだけで、
一語一句おなじというのでは、まったくないです。

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ある日、世界中の科学者が集まって、
あと3日で全人類が滅亡すると発表しました。
これを聞いて、世界中は大騒ぎとなりました。
ある人は、悲観にくれて、財産をすっかり始末してしまい、
またある人は、自殺してしまいました。

2日目になって、ついに気が狂った科学者が、爆弾を打ち上げて、
3日経たないうちに、全人類を絶滅させてしまいました。
そして3日目の朝が来て、日が暮れて、
なにごともなく4日目の朝が訪れたのでした。
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子どものころのわたしは、この詩がとても印象に残りました。
「なにごともなく4日目の...」が衝撃的です。
余計なことを言わなければ、自己成就しなかったのですから。
デマや風評被害の怖さでもあります。

そして、まわりに流されない冷静な判断力とか、
適切な情報収拾力とをいかにして身につけるかを、
わたしは考えていたように思います。

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