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スクエアの思い出

「スクエア」というオカルトがあります。
(「ペルソナ」と言うこともあるようです。)

真っ暗な大きめの正方形の部屋に4人で入り、
それぞれひとりずつ部屋の角に立ちます。
ひとり目が壁を伝って、ふたり目のところへ行き肩を叩きます。
肩を叩かれたふたり目は壁を伝って、
3人目のところへ肩を叩きに行きます。

これを繰り返して、ぐるぐる回り続けるのですが、
ちょっと考えると、5人いないとできないとわかります。
ところが、どういうわけか4人で成立した...
5人目はどこにいたの?...というのがオカルトです。
(「雪山の遭難」のお話になっていることが多いです。)

この「スクエア」は、降霊術に使われたこともありました。
4人で部屋に入り、「スクエア」が成立すると、
「霊を呼び出すことに成功した」というわけです。


わたしは、これを聞いたとき、面喰らいましたよ。
『中○コース』『中○時代』のようなティーンズ向けの雑誌で、
読者のオカルト実体験(!)として、載せられていたからです。
もともとは降霊術に使われていたのですから、
かなりむかしからある、由緒ある(?)オカルトですよ。

『ムー』のようなオカルト雑誌にも、
読者の体験談と称して、創作が載ることは結構あるようです。
ところがこれは、その劣化版と言えるでしょう。
いかんせん、古典的なお話を、使い回しているのですから。
(ティーンズ向けの雑誌にオカルトを載せるのは、
いろいろな意味でよくないと、わたしは思うしだいです。)

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