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戸籍の本籍地

戸籍にはご存知のように、「本籍地」というものがあって、
なに県なに市のなに町の何番地と、住所が記されています。
この本籍地なるもの、じつは日本国内で、
住所があるところなら、どこにでもできたりします。
それで皇居とか、東京ディズニーランド(TDL)とか、
自分の出身大学とか、わかりやすい場所にするかたもいるのでした。

日本国内であっても、住所がある必要があるので、
富士山の頂上は住所がないから、本籍地にはできないです。
北方領土は、国際的にはロシア領ですが、
日本が領土を主張していて住所があるので、本籍地にできるようです。

そういうしだいですから、住んでいる場所と
まったく無関係でもかまわないです。
戸籍の書類を扱うのは、本籍地がある自治体(都道府県)なので、
自分の住んでいるところから遠いと、
取り寄せるときに、郵送してもらうことになるなど、
いささか不便があるかもしれないです。


戦前の戸籍は、本籍地は、実際に住んでいるところでした。
その機能をなくして、形式だけ利用しているのが現在の本籍地です。
単なる形式なのに、あたかもその土地に、
ゆかりがあるようにも見えるので、まぎらわしいです。
なんでこんなものがあるのかというと、
同姓同名を区別するためだと言われています。

そうだとすると、皇居とかTDLとか、おなじところに殺到されては
困るのではとも思いますが、同姓同名が区別できなくなるほど、
たくさんではない、ということでしょうか?

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