いちばん離婚が多い月は、いつだと思いますか?
2005年の「少子化社会白書」のコラムを見ると、
02-04年の合計を、月別にグラフにしたものが出ています。
どの月も23000件程度で、ほとんど一定になっていますが、
3月だけは28763件で、やや離婚が多くなっています。
「コラム 結婚・離婚はどの季節が多いのか」
これは、結婚改姓するのは女性が多く、また離婚すると、
旧姓にもどすことが多いという、苗字の変化のためです。
別れるとき子どもがいると、たいてい女性が引き取るので、
自分の離婚といっしょに、子どもも苗字が変わることになります。
それで、子どもの生活が新しくなる、進学や進級に合わせる、
つまり子どもの都合を考えて、離婚することが多くなるのでした。
「少子化社会白書」のコラムのグラフでは、顕著ではないのですが、
つぎの記事を見ると、3月についで、8月が多いとなっています。
これも、長い夏休みを利用して、家を探して引っ越すという、
子どもの都合に合わせている、ということです。
「妻が3月に離婚したがるワケ」
それにしても、この記事、2ページ目を見ると、
離婚の時期をきめるのは、妻が主導権を握っていて、
男は決めさせてもらえないとか、ぐちぐちと書かれているのですよ。
『ダイヤモンド・オンライン』という、「おやじ雑誌」なんだけど、
男の復権とか、女に尊敬されたいとか言っていていて、
「もー、これで、どうやって尊敬されるんだよ!?」という感じです。
男性は、結婚や離婚をしても、苗字が変わることなんて少ないでしょう。
また子どもを引き取ることも、それほど多くないと思います。
女性の主導になるのは、離婚にともなう生活の変化が
大きいんだから、ある意味あたりまえのことでしょう?
結婚や離婚にともなって、変化するものが少ないオトコが、
それくらいで、なにをぐちっているんでしょうねー?
...と、わたしは思ったのだった。
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