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森喜朗元首相の「視野が狭い」発言

視野が狭い?

2007年7月9日、森喜朗元首相が、富山市内で行なった講演の中で、
滋賀県の嘉田由紀子知事のことを、こんなふうに言ったのです。
「森元首相「オンナは視野が狭い」 「失言」にブーイング」
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「『駅をつくるのはもったいない』と言って当選した知事がいる」
「ああ女の人だなあ。やっぱり視野が狭いなあ」
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滋賀県栗東氏に、新幹線の新しい駅を造る計画があるのですが、
利用者があまり見込めず、建設費の負担が、
地元にかかりそうなので、住民からの強い反対が続いています。
嘉田由紀子氏は、新しい駅の建設の凍結をかかげて、
2006年7月の滋賀県知事選に出馬し、当選を果たしました。
新幹線の駅建設の凍結が、森嘉朗氏はご不満だったようで、
上の記事にある、「視野が狭い」発言が、出てしまったようです。


森元首相の発言に対して、嘉田知事ご本人は、
わりあい遠慮がちなコメントをしていましたが、
応援をしていた社民党滋賀県連合は、ものすごい抗議をしていました。
J-CASTニュースが、森事務所に取材をもうしこんだのですが、
ついに森嘉朗氏からは、回答が得られなかったのでした。

この発言は、地元の京都新聞と、ウェブ配信のJ-CASTで、
記事になりましたが、全国紙では取り上げられていないようです。
閣僚の失言が相次いで、支持率の低下をまねいていた、
安倍政権ですから、全国的に知られるようになれば、
7月29日の参院選にも(すでに「消えた年金」で、
猛烈な批判を浴びていましたが)影響が出たかもしれないです。

参考文献、資料

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