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青年医師の心の内(2)
コメント削除
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最大の悶着は、わたしが引き起こしました。
「夫婦別姓を名乗ることを主張する女性へ。」
などと、けろすけ氏は、はじめに書いているので、
「どうして『女性へ』なんですか? 男性が改姓にしても、
同姓になれるのだから、男性にも言えばよいではないですか?」と、
わたしは訊いたのでした。(No.5)

そうしたら、けろすけドクター、「女性が主張しないと
夫婦別姓にはならないわけです。システム上。」(No.9)
「女性の非改姓件(権)は別に制限されていません。
法律上、男女は間違いなく『平等』です。」(No.24)と、
わたしがお尋ねするたびに、回答をふらつかせていました。

そうこうしているうちに、「それは、男女平等問題であり、
子どものことを考えた議論でないから、お答えしない。」と、
一方的な拒絶をはじめました。(No.24)
女性が改姓したくないなら、男性から改姓すれば、
その「子どものこと」が解決するのに、
なぜ「問題が違う」と言って、回答を拒否するのでしょうか?
そこまでリスクのことを言うなら、男性から改姓してでも
同姓になって、子どもを守るよう、呼びかけるところでしょう。


わたしが紹介した、アンケートについては、
33人中8人が「親が別姓で困ったことがある」と、答えているので、
「たばこを吸って癌になる確率よりはるかに高い」とか、
「夫婦別姓を名乗ることは子どもにとってリスクになる、
という仮説を、むしろ裏付ける」と、言ってきました。

ところが、アンケートでは、いちばん嫌だったことは、
8人ともが、「まわりの人に説明するのが面倒」となっています。
けろすけ氏は、「子どもが病気になるぞ」とすごんでいたのですが、
実際に病気になったと呼べるケースは、ゼロだと思います。

しかも、すでに20年以上経過した、いちばん嫌だと答えた
女性をふくめて、むかしは嫌だったけど、
だんだん、なんとも思わなくなったケースばっかりです。
けろすけ氏に言わせると、20年、30年と経って、
発症するらしいですが、これも実際は逆でして、
おとなになるにつれて解消されています。

こんなやりとりを続けているうちに、
けろすけ氏は、わたしのコメントを削除してきました。
うまく返答できなくなったのでしょう、ついに強行手段に出たようです。
削除の表向きの理由は、「他人の記事を読まないで、
コメントするのは、失礼きわまりない」ですが。(No.37)

この削除に対して、ほかの参加者ふたりから、
抗議が出て来たのでした。(No.38,No.39,No.40)
(こうした状況で、わたしを弁護するかたが現われるのは、
じつは、めずらしいことで、わたしはうれしくなりました。)

しかし「ここは自分のブログだ。公平な議論を保証する場所ではない。」
と言って、けろすけ氏は、受け付けなかったのでした。(No.43)
これはもはや、「ここでは不公平な議論をやるから、
自分にとって都合が悪いコメントは排除する」と、
言ってしまったも、同然だと思うのですが、いかがでしょう?

そんな専横なことをするのならと、
わたしはセーブしていた、削除前のログを、公開してあげました。
しかし、抹殺した都合の悪いコメントを、もう一度見られてよいはずなく、
けろすけ氏は、「他人のブログを公開するのは、著作権に反する」(No.43)
などと言って、わたしのコメントをまた削除しました。


わたしと、ほぼ同じくらいの時刻に、
「R」氏というハンドルで、書き込んだかたもいました。
コメントの内容は、リスクは子どもだけでなく、
家族のほかのメンバーにもあるので、総合的に判断する必要がある、
とくに、改姓によって、アイデンティティを失なう、
妻への抑圧と比較して、どうなるのかが重要という趣旨でした。
ほかにも、わたしへの反論の、矛盾についての指摘もありました。

けろすけ氏は、この「R」氏のコメントも、削除していました。
どさくさにまぎれて、わたしのものといっしょに、削除したのでしょう。
「R」氏に対しては、もうほとんどノーコメントです。

みずから専門家と称しておきながら、かかる無責任で
独善的なやりかたに、かなり問題意識を感じたようです。
「削除するばかりで、ろくな返事がこない」と、
「R」氏は、ご自分のブログを作って、けろすけ氏の批判をはじめました。
(飽きたのか、続いていないですが。)
http://blog.livedoor.jp/r__ks/

「R」氏は、けろすけ氏のエントリへ、トラックバックを送っていました。
けろすけ氏は、それもいつのまにか、削除していました。
自分からは、そこらじゅうに、TBをばらまきながら、
自分のところに来た都合が悪いTBは、そそくさと削除のようです。

けろすけ氏の一連の主張は、改姓をしいられる女性を
犠牲にした上で、成り立つものです。
男性が改姓することにいたっては、もはや考えたくもないようです。
けろすけ氏は、独身の男性と思われますが、
「子どもが病気になるぞ」と恫喝していながら、自分は結婚しても、
子どものために、苗字を変える気はないのでしょうか?

コメント欄での対応を見ても、わかるように、
けろすけ氏は、結婚しても、苗字を変えたくない女性が
どうしているのか、まったく理解できないようです。
また、強制された改姓で、悩んだり、苦しんだりするかたの思いも、
すこしも理解する気がないようです。
「別姓にメリットが感じられない」「法律が改正されるまで待てばいい」
あるいは、「親の都合しか考えていない」「子どものことを無視している」と、
一方的に決めてしまうだけのようです。

改姓にともなう、アイデンティティ喪失によって、
心の病気をわずらうケースもあります。
そこまでにならなくても、妻にストレスが続くことはあります。
母親にこうした不幸が続けば、家庭不和の原因にもなりますし、
そんな家庭で暮らす子どもにも、悪影響でしょう。
相応に切実だから、法律の改正が強く望まれるし、
不便や苦労をしのぎながらも、なんとか名前を守ろうとするわけです。

このあたりは、けろすけ氏は、いちばん向き合いたくなかったようで、
批判を受けても、コメントを削除して、無視黙殺を決め込む以外に、
対処のしようがなかったのかもしれないです。

わたしが、とても恐れるのは、強制された改姓のストレスから、
精神を病むことになったかたが、受診に来たとき、
彼がどのような対応をするか、ということです。

けろすけ氏は、結婚改姓による精神病は、
自分の名前を取り戻しても、なんら解決にならない、
という意味のことを述べています。(No.23)
(実際にはそんなことはなく、自分の苗字を、
取り戻せたよろこびで、精神状態が回復することがあります。)

病気から立ち直りたくて、わらをもすがる思いで、
お医者に頼ってきたのに、無碍な扱いをされて、病気を悪化させられる、
そんな「リスク」がありえるのか思うと、非常におそろしいお話です。


そして、わたしが、いちばんいやなことは、こうした人物が、
「子どもに対して思い遣りがある、やさしいお医者さまだ」などと、
礼讃されていることでしょう。
http://blog.livedoor.jp/fusa_honey_bee/archives/29272597.html
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このけろすけさんのコメント読んで何故夫婦別性の件で
あんなに頑張って主張しているのか、わかったような気がします。
子どもが大きくなってから機能不完全家族だったのか・・・
と気が付いていては 遅いのだよ!という警鐘だったのでしょうね。
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改姓をしいられて精神を病む女性のことは、
まったく思い遣れないどころか、積極的に犠牲にして、
さらにその事実を、黙殺しようとしているのです。
それで、このように言われて、「なんか、自分の言いたいことを
非常に端的に言い表して頂いて、ありがたいかぎりです。」などと
悦に入るのは、偽善的でさえあるでしょう。

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